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カラーとパーマはどっちが先?色落ちと髪の傷みを防ぐ順番と間隔日数

月白 奈緒 月白 奈緒 • 更新: • 公開: • 読了約 12 分
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ヘアスタイルを一新しようとするとき、多くの人が直面するのが「カラーとパーマの順番」に関する疑問です。結論から言えば、原則として「パーマを先にして、後からカラーをする」のが毛髪科学における基本原則です。順番を誤ると、せっかく綺麗に入れたヘアカラーが一瞬で色落ちしてしまったり、髪の内部組織が破壊されて深刻なダメージを引き起こしたりするリスクがあります。

本記事では、トップサロンの現場取材や毛髪科学のデータに基づき、パーマが先かカラーが先かの決定的な理由、同日施術のリスクや薬機法(旧薬事法)の規制、さらには縮毛矯正やブリーチを併用する場合の失敗しないオーダー手順までを分かりやすく解説します。

【結論】パーマが先かカラーが先か|色落ちを防ぐ毛髪科学的理由

カラーとパーマどっちが先

美容室のカウンセリングで最も推奨される基本の施術順は、間違いなく「パーマ(第1工程) ヘアカラー(第2工程)」です。この順番が鉄則とされる最大の理由は、パーマ液による染料の脱色(退色)を防ぐためにあります。

ヘアカラーは、髪の内部(コルテックス)にあるメラニン色素を脱色しながら、酸化染料を発色させて定着させています。しかし、先にカラーをした直後にパーマをかけると、パーマの1剤(還元剤・アルカリ剤)によってキューティクルが無理やり開かれ、定着していたカラー色素が外へ流出してしまいます。

加えて、パーマの2剤に含まれる過酸化水素や臭素酸ナトリウムなどの酸化剤が、ヘアカラーの染料を化学的に分解・漂白してしまいます。その結果、「染めたばかりのアッシュ系やピンク系がくすんだ黄色に抜けてしまう」「明るくなりすぎてパサついて見える」といった取り返しのつかない色落ち現象が起きてしまいます。色持ちと美しい発色を最優先するなら、パーマで髪の形状を確定させた後にカラーで色を乗せるのが最も合理的な手順です。

施術間隔は何日あける?種類別の最適日数とデータ比較

パーマをかけた後、次のカラーまでには一定の休止期間(クーリング期間)が必要です。パーマ直後の髪はアルカリ性に傾き、毛髪内部の結合がまだ完全に安定していません。最低でも1週間、ハイダメージ毛やデリケートな髪質なら2週間程度の間隔をあけるのが理想的です。

以下の表は、施術の組み合わせごとに推奨される施術間隔、ダメージ係数、注意すべきリスクをまとめた一覧データです。

施術の組み合わせ 推奨する施術順序 あけるべき施術間隔 主なリスクと編集部の見解
コールドパーマ フルカラー パーマ カラー 7日〜10日 一般的なウェーブ。間隔をあけることでカールの持ちと色の定着が大幅に向上。
デジタルパーマ フルカラー デジパ カラー 10日〜14日 熱変性を伴うためタンパク質が硬化しやすい。間隔を広めにとり集中補修が必須。
縮毛矯正 全体カラー 縮毛矯正 カラー 14日(約2週間) 髪への負担が最も大きい。同日施術は激しい枝毛・ビビリ毛のリスクが高いため厳禁。
パーマ 根元リタッチカラー リタッチ パーマ(※) 同日〜3日 パーマ液が触れない新生部のみの染毛なら例外的に先行可能。美容師の診断が必要。
ブリーチ(Wカラー) パーマ 原則併用不可 要相談(数ヶ月以上) シスチン結合が失われカールが形成できない。毛髪断裂の危険があるため非推奨。

同日施術のリスクと薬機法|美容院で同時にできるケースの真相

「仕事が忙しくて何回も通えないから、1日でパーマもカラーも終わらせたい」と考える利用者は少なくありません。しかし、ここには薬機法(旧薬事法)の法規制と髪の耐久限界という2つの大きな壁が存在します。

日本の薬機法において、「医薬部外品」に指定されているパーマ剤(第1剤・第2剤)と、同じく医薬部外品である一般的な酸化染毛剤(アルカリカラー)を同日に連続使用することは原則として禁止されています。これは、頭皮への過剰なアレルギー刺激や毛髪の極度なケミカルダメージを防ぐための安全基準です。

現在サロンで「同日施術可能」と謳われているメニューは、以下のいずれかの条件を満たしている場合に限られます。

  • カーリング料(化粧品登録)を使用している:医薬部外品ではなく、化粧品分類として認可されたマイルドな薬剤(いわゆるコスメパーマ・コスメストレート)を使用する場合、法的にはカラーとの同日施術が認められています。
  • カラー剤が酸性カラー(ヘアマニキュア・塩基性カラー)である:毛髪内部を脱色しない酸性染料やトリートメントカラーであれば、医薬部外品のパーマと同日に行うことが可能です。

ただし、化粧品登録の薬剤であっても「髪にかかる物理的・化学的ストレスがゼロになるわけではない」という点には十分注意が必要です。1日に2回分の化学処理を行うため、キューティクルへの摩擦負担や内部脂質の流出は避けられず、仕上がりの手触りや持続性を重視するなら別日施術に勝るものはありません。

【種類別の順番】縮毛矯正・デジタルパーマ・ブリーチとカラーの相性

パーマやカラーには多種多様なメニューが存在し、組み合わせによって最適なアプローチが異なります。失敗を防ぐために、特殊メニューとの関係性を把握しておきましょう。

1. 縮毛矯正とカラーの順番

くせ毛を伸ばす縮毛矯正とヘアカラーを併用する場合も、「縮毛矯正 ヘアカラー」の順番が鉄則です。縮毛矯正は180度前後のアイロン熱で毛髪内部のタンパク質を再固定(熱凝固)させます。もし先にカラーを入れてしまうと、高温プレートの熱と薬剤の作用によってカラー染料が瞬時に熱変色し、激しく退色してしまいます。縮毛矯正から最低2週間空けて、髪の水分量が戻ってから全体カラーを行うのがベストです。

2. デジタルパーマとカラーの組み合わせ

形状記憶力の高いデジタルパーマも同様に熱処理を伴うため、「デジタルパーマ カラー」が基本です。熱のダメージを受けた髪は薬剤を過剰に吸い込みやすくなる(沈み込み現象)ため、後からカラーをする際は通常よりもやや明るめのトーンを選定したり、薬剤のパワーを落としたりする美容師の繊細な技術が大切です。

3. ブリーチとパーマの相性

ブリーチ(脱色)とパーマの併用は、現在の毛髪科学においても極めて相性が悪い(原則NG)とされています。ブリーチによって髪の主成分であるケラチンタンパク質とシスチン結合が大量に破壊されているため、パーマ液をつけてもウェーブを支える構造が存在しません。無理にパーマをかけるとカールが出ないばかりか、毛先がチリチリになる「ビビリ毛」や断毛を引き起こします。ハイトーンを楽しみたい場合はパーマを諦め、コテ巻きスタイリングに切り替えるのが賢明です。

【実態検証】知恵袋やSNSに寄せられる失敗談と現場目線のリアル

ネット上のQ&Aサイト(Yahoo!知恵袋など)やSNSを分析すると、「カラーとパーマの順番を間違えて後悔した」というユーザーの生の声が数多く見受けられます。

「せっかく1万5000円かけて透明感のあるグレージュに染めたのに、3日後にパーマをかけたら完全に赤茶色に抜けてしまって泣いた」(20代女性・SNS投稿より)

「同じ日に縮毛矯正とカラーを一気にやってもらったら、毛先がほうきのようにパサパサになり、ブラシが通らなくなった」(30代女性・相談コミュニティより)

現場のトップスタイリストたちの証言によれば、失敗の多くは「別々のサロンで短期間に施術を受けてしまったこと」に起因しています。A店でカラーをし、その2日後にB店で『先週染めたばかり』と申告せずにパーマをかけてしまうケースです。施術履歴を把握していない美容師が強い薬剤を塗布してしまい、致命的なトラブルに発展する例が後を絶ちません。

【プロの結論】失敗を防ぐ美容院でのオーダー方法とトリートメントの重要性

失敗しない美容院でのオーダー方法

理想のヘアスタイルを最小限の傷みで実現するための確実な方法は、「同じ美容室・同じ担当者に、中長期の施術計画を立ててもらうこと」です。初回来店時に以下のようにオーダーするのが最も失敗を防げます。

  • 「パーマとカラーの両方をやりたいのですが、髪の状態を見て最適な順番と日程を組んでください」
  • 「過去半年間の施術履歴(黒染め、ブリーチ、縮毛矯正の有無)を正確に伝える」
  • どうしても同日に済ませたい場合は「コスメ系の薬剤やトリートメントカラーで対応可能か」を相談する
サロントリートメントとホームケアの重要性

パーマとカラーを両立させる上で、毛髪内部を保護するシステムトリートメントの活用は不可欠です。パーマで失われた脂質(CMC)やアミノ酸を施術前後に補給することで、カラー染料の定着スペースを確保し、色持ちとカールの弾力を格段に高めることができます。また、自宅では弱酸性のヘマチン配合シャンプーを使用し、残留アルカリを素早く除去することがスタイル維持の鍵となります。

【カラー と パーマ どっち が 先】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:どうしても先にカラーをしてしまったのですが、何日あければパーマをかけられますか?
A1:先にカラーをしてしまった場合は、毛髪内部の色素が定着するまで最低でも2週間〜3週間は間隔をあけてください。ただし、どれだけ間隔をあけてもパーマ液による多少の色落ちは避けられないため、退色を見越してワントーン暗めに染めておくか、次回のカラーリタッチを視野に入れて美容師に相談することをおすすめします。

Q2:白髪染め(グレイカラー)とパーマの場合はどちらが先ですか?
A2:白髪染めの場合も「パーマが先・白髪染めが後」が基本です。白髪染めは色素量が多いため、先に染めてからパーマをかけると色落ちして白髪が浮き出てしまう原因になります。ただし、生え際の根元だけを染める「リタッチカラー」であれば、パーマと同日または先行して行える場合があります。

Q3:市販のセルフカラーとサロンパーマを併用する場合の注意点は?
A3:市販のセルフカラー剤は誰でも染まるようアルカリ濃度が非常に高く設定されており、サロン施術よりも髪の結合を著しく弱めます。セルフカラーを先に行うと、パーマがかからなくなったり深刻なビビリ毛になったりする恐れがあるため、パーマとカラーの併用を考えている場合は自己判断でのセルフカラーは避け、必ずサロンで一括管理してもらいましょう。

カラーとパーマの順番で迷ったときは、「パーマが先、カラーは1〜2週間後」という原則を心に留めておきましょう。髪の毛は一度傷んでしまうと自己修復できない組織だからこそ、化学的な薬剤の特性と施術のステップを正しく理解することが大切です。

スケジュールに余裕を持って計画的にサロンへ通い、適切なヘアケアを取り入れることで、思い通りの美しいカールと鮮やかなヘアカラーを長く楽しむことができます。まずは信頼できる美容師に現在の髪の状態を診断してもらい、無理のないヘアプランを組み立てていきましょう。

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トレンドリサーチャー 月白 奈緒
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健康情報は厚生労働省と学会のガイドラインを一次情報とし、体験談と学術的根拠を分けて記述する方針です。

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